加西でのレースを終え、次はいよいよ11月に開催される本命レース――Ironman 70.3 台湾に向けて準備を進めています。今回の大会では、4度目となるIronman 70.3 世界選手権出場権の獲得を目指しています。
ランのトレーニングを再開してから約70日が経過し、ようやく高負荷のトレーニングにも取り組める状態に戻ってきました。今朝の練習では、**バイク60km(300w × 5セットを含む)**を実施し、感触も良好です。
前回の加西のレースでは、カーボローディングのための前日食が十分に確保されていないというトラブルもありました。人数に対して食事の量が明らかに不足しており、レース前日に十分な糖質を摂取することができなかった点は反省材料です。
その経験を踏まえ、今回の台湾大会に向けては食事面の調整にも一層注力し、ベストなコンディションでレースに臨めるよう備えていきます。
Contents
レース前に意識すべきポイント
1. 糖質の確保
高強度のレースでは糖質が主要なエネルギー源となるため、レース直前の数日間は炭水化物中心の食事を心がけましょう。
2. 前日の夕食は「消化の良いもの」を
脂質の多い食事は消化に時間がかかるため避け、うどんやご飯など消化の良い炭水化物を中心に。ランでは胃が揺れるため、胃腸への負担を減らす工夫が必要です。
3. 生ものは避ける
レース直前の食中毒を防ぐため、刺身や生卵などの生ものは控えましょう。
4. 特別な食事は控える
普段食べ慣れていない揚げ物や脂っこい料理(例:カツ丼など)は避け、身体が慣れているメニューを選ぶと安心です。
5. カーボローディングは適切に
「糖質を増やす」ことは重要ですが、「全体のカロリー過剰摂取」には注意。3日前から炭水化物を意識的に増やし、脂質は控えめにする程度で十分です。
レース当日のポイント
1. 食事はレース開始の3時間前までに
胃の内容物をしっかり消化させ、レース中のトラブルを避けましょう。
2. 起床時間は事前から調整
当日だけの早起きは体内リズムを乱す原因に。2週間ほど前から少しずつ朝型に整えていくのがおすすめです。
3. 高糖質+クエン酸を意識する
糖質のエネルギー転換をスムーズにするため、クエン酸も一緒に摂ると効果的です。
おにぎり、餅入りのうどん、100%果汁ジュースなどが好まれます。
レース後
昨日のブログでも触れましたが、レース後は適切な栄養補給とケアが回復の鍵となります。
▶︎ レース後の回復についてはこちら
そしてその積み重ねが、次のレースへの準備につながっていきます。
言うまでもなく、レース前の食事管理もパフォーマンスを左右する重要な要素です。
次回は、レース前に私自身が意識している食事や調整ポイントについて、簡単にご紹介したいと思います。このあたりのポイントを押さえておけば、大きな失敗を防ぐことができるはずです。
いよいよIronman 70.3 台湾まで残り29日。今朝も気持ちの良い朝を迎えることができました。こうして日々トレーニングに励める環境に、あらためて感謝の気持ちを忘れずに――。