リカバリー(回復)の鍵は食事とセルフケア

2015/10月/02日(金曜日)

回復といえば、思い出されるのが“リアル鉄人”の代名詞ともいえる間 寛平さんです。2008年からスタートし、地球を自らの足とヨットで一周するという前人未踏の挑戦

アースマラソンを2011年に見事完走されました。

総距離4万1,000km以上。長期間に及ぶ過酷な環境の中でも、挑戦を継続できた背景には、並外れた精神力と身体能力に加えて、徹底した「回復」と「身体管理」があったことは間違いありません。

このような偉業を成し遂げた経験こそが、「回復の重要性」を私たちに改めて教えてくれるものだと思います。

 

回復とは単に休むことではなく、運動・栄養・休養のバランスを保つ知恵と習慣の積み重ねであり、長くスポーツを続けるための最大の鍵とも言えるでしょう。

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【回復の基本は“当たり前”の徹底】

レースやトレーニング後のリカバリーに“魔法”はありません。必要なのは、基本を大切にすること。特に持久系スポーツにおいては、栄養・ケア・休養の3つの柱が鍵となります。

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運動後の回復ポイント(実践例付き)

【1】運動後すぐの対応(ゴール後〜60分)

  • 水分補給:電解質と糖質を含むドリンク(例:スポーツドリンク、オレンジジュース)

  • 軽食摂取:炭水化物とタンパク質の比率は「3:1〜4:1」が理想(例:プロテイン+ジュース)

  • ストレッチ/筋膜リリース:10分程度でOK。可動域の回復と循環促進を。

【2】2時間以内の食事

  • バランスよく、栄養価の高いものを選びましょう。例:主食+主菜+副菜+果物+乳製品

  • 朝食におすすめの例:パン2枚・卵1個・季節の野菜とフルーツ・カフェラテ

【3】セルフケア・マッサージ

  • 足先〜体幹部まで、10分程度で良いので“習慣化”を。

  • フォームローラーやマッサージボールを活用。

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睡眠と生活習慣もリカバリーの一部

理想的な生活サイクル例:

  • 23:00 就寝前にプロテイン+豆乳などでタンパク質を補給

  • 4:00 起床、クエン酸+糖質を含むドリンク摂取

  • 4:15 トレーニング開始

  • 5:45 終了後ストレッチ→軽食(シリアル+豆乳+プロテイン)

  • 6:45 朝食(しっかり栄養補給)

  • 7:00〜 1日のスタート

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回復のための基本ルーティン

トレーニングの効果を最大限に高め、疲労の蓄積や故障を防ぐためには、「適切な回復」が不可欠です。以下に、私自身が実践している回復のためのポイントと、日々のルーティンをご紹介します。

 

 

《回復の5つのポイント》

  1. ストレッチ(10分程度)

     トレーニング直後に全身の筋肉をゆるめ、血流を促進します。

  2. 水分補給(糖分+電解質)

     失われた水分とミネラル、エネルギーを速やかに補います。

  3. 軽食(トレーニング終了後30~40分以内)

     炭水化物:たんぱく質=3:1または4:1のバランスが理想です。

  4. セルフマッサージ(10分程度)

     筋膜リリースなどで局所の張りを和らげ、回復を促進します。

  5. バランスの良い食事(トレーニング終了から2時間以内)

     たんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルをバランス良く摂取。

 

《私の朝のルーティン例》

  • 23:00 就寝前にプロテイン(25g)を豆乳で摂取

  • 04:00 起床後、クエン酸と糖質を含むドリンクでスタート

  • 04:15 トレーニング開始

  • 05:45 トレーニング終了(糖質+電解質入りドリンクで水分補給)

  • 05:45 ストレッチと筋膜リリース(約10分)

  • 06:00 軽食(シリアル+豆乳+プロテイン25g)

  • 06:10 メールチェックと読書

  • 06:45 朝食(バランスの取れた通常の食事)

  • 07:00 シャワーを浴び、1日の活動を開始

 

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ちなみに、今朝の朝食は以下のような内容でした。

季節の野菜とフルーツ、パン2枚、卵1個というシンプルながらも栄養バランスの取れたメニューです。

野菜や果物からはビタミンやミネラルを、パンからはエネルギー源となる糖質を、そして卵からは高品質なタンパク質を摂取できます。特別な食材を用いずとも、基本に忠実な食事内容こそが、日々のトレーニングの土台を支えてくれます。

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まとめ:回復は“リズム”の中にある

体づくりにおいて、一貫性のあるリズムを日常に落とし込むことが最も重要です。無理に特別な手段を探すより、王道をどれだけ確実にこなせるかが、長くスポーツを楽しむカギになります。

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