先日、ランニングの時、膝(腿)が全く上がらないので、膝を高く上げる為に、腿上げのドリルをしをしています。ももを上げるには、どうすればいいですか?と相談を受けました。
なので膝を高く上げる意識はやめてもらい、股関節を動かす体操とドリルをして貰いました。意識としては膝先を前方に出す(むしろ膝は落ちる)に近いかも知れません。
膝を高く上げようと意識すると、骨盤は後傾してしまいます。
そのまま膝を意識的に前に伸ばしストライドを伸ばそうとしています…
初心者にありがちな歩きの延長のコンパス走りです。このまま着地すると、関節にかなり負担がかかりそうですね…
無理に膝を上げようとして全身が力み、つま先も持ち上がっています。
セントレアのトライアスロンのトップアスリート2名です。
脚は巻き上がっていますが、脚は巻き上げていません。
膝を無理に高く持ち上げたり、膝を使って無理にストライドを伸ばし、足首を使って地面を蹴ることはことは、故障の原因になります。起こっている事実と、意識は違っている場合が多々あります。
初心者の方は、無理にストライドを伸ばそうとしたり、速く走ろうと必死に地面を蹴ったりせず 身体の基本的な機能を高め(心肺機能・筋力・柔軟性など)アップやダウン・ケアを行う習慣をつけてください。
社会人アスリートはなるべく故障をしないように、あまり無理をせず運動を継続することが重要だと考えています。鍛える前に整える。