バイクもランも基本姿勢は同じ?

2018/10月/26日(金曜日)

ランは立位に近い姿勢で、バイクは身体をかなり前傾させます。しかし大切なのは、立位時に適切な(ニュートラル)な姿勢をとれるかどうか?です。これについては故障を防ぐ効率的なランニングで少しづつ紹介しています。→https://unity-fit.com/?cat=102 

ここでも胸郭の可動性(肋骨・胸骨・胸椎)や骨盤・股関節の重要性について紹介しています。(まだ途中ですが…)安定させるべき場所を安定させ、動くべき場所を動かせる、身体づくりが重要です。


バイクフィッティングで適切なポジションを導き出した後は、普段から適切な姿勢がとれるように意識しましょう。

実際は意識だけでなく、柔軟性や、運動連鎖・組織間の滑走性の改善、神経の亢進や抑制を再教育するなど、様々な側面からのアプローチを試みる必要がありますが、まずは普段の姿勢を意識しましょう

可能ならば、身体の専門家に姿勢を客観的に観てもらうといいと思います。(自身も先日、パーソナルトレーナーの方に客観的に観てもらいました。数名に観てもらっています。)

写真はマラソンの42km付近、この坂を上ると、残り200mでゴールです。

全員が2時間55分をきったのですが、後ろに小さくみえる2名のランナーは、フォームが異様に崩れれています。

普段からかなりの距離を走り、筋力や心肺機能が優れていれば、各関節に負担のかかるフォームでも、サブ3達成は可能です。

しかし、これがトライアスロンの様にバイクの後のランだと仮定すると…(これは体幹トレーニングや筋トレ・補給食やシューズを変えても改善しません、普段の姿勢や、身体の使い方が重要になります)


トライアスロンではバイクを漕ぎ、バイクで無駄な筋力を使い、バイクラップは良くても、ランでは必ず歩いてしまう人をよく見かけます。(自転車出身者に多いです。気持ちはよくわかりますが…)

これも先ほどもマラソンの例と同じです。次があるにも関わらず不必要な場所を緊張させ、本来、そこまで使う必要のない筋を無駄に使用するので、ランで脚が残っていない状態になります。(これもバイクを変えたところで同じです)

当然バイクにも負担のかかりにくい理想的なフォームは存在しますが、バイクのフィッティングだけで、それは実現できません

そもそも柔軟性や関節の可動性も人によって異なり、努力すれば「誰でもがピタッと開脚で胸がつく」なんてことはありません(笑)

それなら空手を長くやってる人達のすべてが綺麗なハイキックが打てるはずです。(道場では通常、基本の前に念入りにストレッチを行います)


しかし自分の生まれ持った特徴を活かし、普段から姿勢や環境を整え(業務中のパソコンの位置など)・身体の使い方を意識することで、自分と同じように30歳を過ぎて運動を再開し、身体的に優れていなくても、ランやバイクで”今の自分よりも”いいフォームを保てるようになります。

そうすることで、結果的に身体能力が高まるのです。

結局”人との比較ではなく、自分ですよね?”(自身も、人との比較でなく、今の自分よりもよりも、少しでも上手くなろうと思うことが運動のモチベーションとなっています。)

身体の使い方はケア(乗鞍HCで上位入賞を狙う方々の積み重ねる力)


今の自分を超えることを目標に、ハードな練習だけでなく一見地味な運動も習慣的に行いましょう。身体の使い方はセルフケアの一つなので(笑)



今回は普段の姿勢について少し紹介しましたが【故障を防ぐ効率的なランニング】と同じように、バイクのフィッティングだけでなくバイクのフォームなどについても、こちら【バイクフィッティグのポイント】で紹介していこうと考えています。

1日15分程度の朝ヨガを取り入れてから身体の調子が整ってきた気がします。(ほぼ呼吸法なのですが…)社会人が運動を継続するためのポイント短い時間でいいので習慣化することですね。

 

 

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