代表挨拶
Contents
ごあいさつ
はじめまして。
“UNITY”代表の溝端祐一です。
私の詳しい経歴や活動については、こちらをご覧ください:
👉 プロフィールページ(UNITY外遊びブログ)
医療の道からスポーツの世界へ
私は19歳の頃、ある病の宣告を受け、運動や食事に大きな制限を受けることになりました。
その経験をきっかけに、**「自分の身体と向き合い、健康の大切さを伝えたい」**という想いが芽生え、医療の道を志しました。
医療系の学生時代から、脳神経外科や整形外科の現場でリハビリ業務に携わり、
卒業後は、スポーツ整形外科医の指示のもと、リハビリやトレーナー業務に従事してきました。
整形外科で学んだ「運動の力」
臨床現場での経験を重ねる中で、私は強く実感するようになります。
それは、運動療法や健康体操が、健康寿命の延伸に大きく貢献できるということ。
「動ける身体を維持することが、人生の質を高める」
この信念が、現在の活動の土台になっています。
自身の再発と、自転車との出会い
しかし――
仕事に没頭する日々の中で、運動不足や生活習慣の乱れが重なり、
27歳の時、持病が再発し、長期入院を余儀なくされました。
退院後、日常の一歩がとても遠く感じられるような体力状態でした。
歩くこともままならない中、通勤のために折りたたみ自転車を購入。
それが、私とスポーツバイクの出会いです。
人生を変えた一冊
その頃、偶然手に取った一冊の本がありました。
それがランス・アームストロングの自伝でした。
癌を乗り越え、ツール・ド・フランスで7連覇を成し遂げた実在の人物。
彼の生き様に、私は深く感動し、涙が止まりませんでした。
「もう一度、動ける身体で人生を楽しみたい」
その想いが、現在の私の原動力となっています。
ロードレース実業団プロツアー時代
ロードバイクとの出会い、そして実業団へ
「この人のやっているスポーツに挑戦したい。今が最後のチャンスだ」
そんな想いが湧き上がったのは、私が30歳の誕生日を迎えたときでした。
すぐにロードバイクを購入し、本格的にスポーツバイクの世界へ足を踏み入れます。
そして、その1年後にはロードレースの実業団チームに登録。
ヒルクライム、エンデューロ、クリテリウムなど、
ロードバイクのあらゆるカテゴリのレースに参戦し、勝利や入賞を重ねていきました。
ジャパンプロツアー選手としての挑戦
挑戦を重ねるうちに、2年後にはフルタイムの仕事を続けながら、
実業団ロードレース・ジャパンプロツアーの選手として全国を転戦。
国際レースであるUCI 2.2カテゴリにも出場し、
世界の舞台を走る機会にも恵まれました。
夢のような光景を今も忘れない
当時、レース中にふと隣を走っていたのは――
オリンピック日本代表選手や、ツール・ド・フランスに出場した新城幸也選手でした。
そんな選手たちと同じコースで肩を並べて走る光景が、
あまりにも現実離れしていて、まさに夢のような時間だったことを今でも鮮明に覚えています。
トライアスロンデビュー
トライアスロンへの挑戦と、その歩み
2010年、36歳のときにスイムとランを本格的に始め、
新たな挑戦としてトライアスロンの世界に足を踏み入れました。
それからの9年間で、
Ironman世界選手権KONA(ハワイ)に2度出場・完走、
Ironman70.3世界選手権には4度出場・完走(出場権は通算7回獲得)という経験を重ねてきました。
故障との向き合い、身体との対話
トライアスロンを始めたばかりの頃は、
練習や大会中に数多くの故障に悩まされる日々が続きました。
それでもなお、私は初めから一貫して、
「故障しにくい身体の使い方」を追い求め、
正しい動作やフォーム、コンディショニングの重要性に向き合い続けてきました。
挫折も経験、そしてその先へ
挑戦の道のりには、
交通事故や持病による手術といった大きなハードルもありました。
しかし、そうした困難とも向き合いながら、
「克服する」または「うまく共存していく」という考え方で乗り越えてきました。
トライアスロンという競技を通じて、私はただ身体を鍛えただけではなく、
「動き」「健康」「挑戦」とどう向き合うかという生き方そのものを学びました。
今ではこの経験すべてが、指導の根幹となり、
同じように挑戦する方々の支えとなっています。
世界選手権への挑戦と、忘れられない瞬間
トライアスロンを始めてから15年、
これまでに通算14回の各種世界選手権の出場権を獲得してきました。
詳しくはプロフィールをご覧いただければと思いますが、
中でも特に忘れられないのが、2013年のIronman70.3世界選手権です。
この大会では、日本人最高位で完走することができ、大きな自信となりました。
さらに、もうひとつ――
50歳でアキレス腱を完全断裂。
競技続行どころか、日常生活にも大きな支障が出る怪我でした。
しかしそこから懸命なリハビリを経て、わずか8ヶ月後に再びIronman世界選手権の出場権を獲得。
この瞬間は、これまでの競技人生の中でも最も感慨深い出来事のひとつとなりました。
「何歳になっても挑戦できる」
「諦めなければ、道はつながる」
この経験を通して得た学びを、これからも多くの方に伝えていきたいと思っ
Ironman
2015年頃から動きが安定し、2016年は3つの世界選手権の権利を獲得。6日間で2つのIronmanを完走(Ironman台湾完走の5日後にIronman世界選手権KONA ~ Hawaiiも完走)2016年はIronmanエイジランキング世界18位/28806人を獲得。
2017年は6度のフルマラソン全てで,サブ3を達成。更に2015年から30ヶ月で出場した世界選手権以外のトライアスロン関連の20レース全てで、世界選手権の権利獲得や総合入賞・エイジ優勝/入賞・デュアスロンのエイジ優勝なども果たすことが出来ました。
3つの世界選手権完走
2017年はIronman世界選手権KONAを含むロング・ミドル・ショート3つのの世界選手権を日本人総合一桁順位で完走(Ironman:Ironman70.3:ITUstandardAGE)
この15年間、私は常に病と向き合い、そして共存しながら過ごしてきました。
その中で、トライアスロンだけにとどまらず、
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トレイルランニング
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マラソン
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デュアスロン
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OWS(オープンウォータースイム)
など、自分なりのペースでさまざまな挑戦を重ねてきました。
決して順風満帆な道ではありませんでしたが、
だからこそ得られた喜びや気づきは、今の私の原動力となっています。
挑戦することの意味や、継続することの価値――
それらを、これからも多くの方に伝えていければと思っています。
バイクフィッティング
この間、競技としての挑戦と並行して、
業務面ではバイクフィッティングおよび、トライアスロンをはじめとした持久系スポーツのパーソナルトレーニングも本格的に開始しました。
バイクフィッティングにおける取り組み
バイクフィッティングの分野では、これまでに初心者の方々や健康目的の一般の方々をはじめ、
以下のような多様なアスリートの皆様をサポートしてきました。
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ロード・トライアスロンのオリンピック選手
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ロードレースのプロ選手や実業団選手
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トラック競技のマスターズ世界記録保持者
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各都道府県の国体選手
これらの方々へのフィッティングや指導を通じて、
競技力向上だけでなく、長く楽しく競技を続けられる身体の使い方と環境づくりを大切にしてきました。
パーソナルコーチング
トライアスロンと持久系スポーツへの指導実績
これまでに、トライアスロンの国体選手・国体強化選手をはじめ、
エイジチャンピオンやトップエイジの選手の皆様に対するバイクフィッティングを多数行ってまいりました。
また、トライアスロンやバイクのパーソナルトレーニングにおいては、
以下のような多くの方々の指導に携わってきました。
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日本選手権出場選手
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国体強化選手
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エイジチャンピオン/トップエイジの選手
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トライアスロン初心者の方々
指導では、完走に導くことはもちろん、大会での表彰台獲得や、
ショート・ミドル・ロングそれぞれの世界選手権への出場サポートにも取り組んできました。
継続がもたらす奇跡
私自身、持久系スポーツへの挑戦を決めてからというもの、
病や困難を抱えながらも諦めず、日々淡々と練習を積み重ねることの大切さを体感してきました。
そしてその積み重ねが、
自分でも信じられないような出来事を次々と引き寄せることを、身をもって経験しています。
この経験こそが、今指導に立つ私の原点であり、
これからも「誰かの挑戦の後押しができる存在でありたい」という想いの根拠でもあります。
私が目の当たりにしてきたのは、年齢やキャリアに関係なく、人は変われるという事実です。
たとえ病を抱えていたとしても、運動が苦手だったとしても、
正しい知識と継続する意志があれば、心も身体も必ず応えてくれます。
挑戦とは、大きな大会に出ることだけではありません。
昨日より一歩でも前へ進もうとする姿勢そのものが、挑戦であり、成長です。
だからこそ、私はこれからも、
競技レベルや年齢、背景にとらわれることなく、
一人ひとりのペースに寄り添いながら、サポートを続けていきたいと考えています。
持久系スポーツの喜び
そして何よりも、
私は持久系スポーツの楽しさと素晴らしさに、心から魅了されました。
競技としての面白さだけでなく、
努力が積み重なる実感、仲間とのつながり、そして心と身体の変化が生む充実感。
それらすべてが、私の世界観を大きく変えてくれました。
気づけば、私の中にはただひとつの想いが強く残っていました。
それは――
「この喜びと素晴らしさを、一人でも多くの人に伝えたい」という想いです。
結果ではなく“過程”に価値を見出し、
年齢や体力に関係なく、誰もが主役になれる持久系スポーツの世界。
その魅力を、これからも多くの方々と分かち合いながら、
人生をより豊かにする“挑戦”と“継続”の文化を広げていきたいと思っています。
使命

UNITYの使命
私がこの活動を続ける中で、
一貫して大切にしてきたものが、2つあります。
ひとつは、持久系スポーツの楽しさと喜びを伝えること。
そしてもうひとつは、運動を通じて健康寿命の延伸に貢献すること。
この2つこそが、
私たち 【UNITYの使命】 です。
「結果」や「タイム」だけを追うのではなく、
挑戦すること、続けること、その過程にある“成長”と“つながり”を大切にしたい。
これからも“真のIronman”を目指しながら、
皆さんと共に、持久系スポーツのある人生を、心から楽しんでいくつもりです。