前回の続き
前回は腕を前後に大きく振る意識で
腕振りを行っている方が多いというところまで話しました。
実際にそういた指導も良く見かけます。
しかし自身の経験上それらを意識することで、
全体的にみると動きが悪くなることもあるということです。
リズムとサポート
今回は敢えて腕振りについて紹介していますが、
実際は胸郭と肩甲骨の動きに腕がついてくる。
腕振りは、それを少しサポートするイメージです。
それとリズムの調整ですね。
腕振りのタイミングなども
まずはゆっくりと走りながら試してみると良いでしょう。
自分の動きをスローで再生してみる
レッスンではランニングの際の体幹部の動きも再現して貰っています。
本来はそちらの方が重要と思います。
一度、自分が行っている動きをスローで再現してみましょう。
動きをスローでも再現できることは重要だと考えています。
胸郭部から動かす。
言葉では簡単ですが、その為には、
胸郭部が適度な柔軟性と可動性を有している必要があります。
改善にはストレッチやマッサージが一般的ですが、
それだけでは不十分と考えています。
写真は自分のランニングフォームをイメージして、
その場でのゆっくりと振って貰っています。
この様なイメージを持っている方は、
身体の前方に壁をつくり手が前に行き過ぎないように注意しましょう。
このままだと体幹は過剰に回旋し、重心にも影響を与えます。
肘を引く意識も同じです。
肘を後ろに真っすぐ大きく引こうと意識すると、
肩が前後に大きく動いてしまい、
それにつられて肩甲骨がロックされ
腰が反ってしまいます。
つまり腕振りの意識が強くなりすぎると
胸郭(胸椎・肋骨・胸骨)・肩甲骨が固まってしまいます。
つまり体幹がロックされてしまうのです。
胸郭部はロックしない
そして身体を固めた状態のまま、
前傾姿勢をとって前に進みます。
身体を固めた状態で長く走ると
疲労が大きくなります。
胸郭の動きの重要性については
以前少しだけ紹介しましたが、
今後さらに詳しく紹介したいと思っています。
まとめ
今回紹介したかったのは、
間違った腕振りの意識は、
体幹の動きに影響を与え、
胸郭を固めてしまう場合もあるという事でした。
あともう少しで12月です。
レッスンを受けて頂いている方々は、
既に宮古や石垣・
4月のIronman70.3柳州に向けて始動しています。
昨日もレッスンを受けて頂いている方の一人が
FTP計測で自己ベストを更新されていました。
年末年始は忙しいので、4月にレースの方は、
そろそろ本格的に始動ですね。
1月半ば・2月・3月・4月半ばには、
宮古・石垣・Ironman70.3柳州です。
こうしてみるとあっという間ですね…
今日も朝から4月のレースに参加される方のレッスンです(笑)