しっかりと胸を張って!肩の力をもっと抜いて少し猫背気味で!もっと顎を上げて下さい。顎をしっかりとひいて下さい。
目線は真っ直ぐ前をみて。目線は3mほど手前の地面をみて下さい。肘を後ろにしっかりとひいて下さい。
股関節の動きにタイミングをあわせ腕を前に振り出して下さいなど、指導の際に使う言葉は人によって、様々です。
自身も、ランニングを始めた36歳~37歳くらいの間に、講習会やレッスン、パーソナルトレーニングなどで、ランニングやトライアスロン界で著名な方々の指導を、少なからず受けましたが、指導して頂く人により理論がかなり異なっているので、当時は少し驚きました。しかし今となってはそれも当然だと考えています。
胸郭【胸の骨:肋骨:背骨など】のモビリティ(可動性)を有している指導者(程度は人それぞれ)なら、その指導者が、どの曲面を意識しているかによって、指導する内容は変わってくる筈です。
一方で、練習量の豊富な指導者(速い人・胸郭の可動性に問題はある)は、体幹がブレない様に、体幹を固めて重心を前に倒して走って下さいと指導する事でしょう。
運動を行なっている時、胸郭部や肩甲帯は自然に動いています。しかし実際は固まっている(固めている?)人が多いのです。(歳をとればとる程‥)
そのため、立位である程度、綺麗な姿勢がとれるようになれば、次は胸郭や肩甲帯周辺ののモビリティを上げていく体操(エクササイズ)をしましょう。
この時、前述した骨盤や腰椎の安定(スタビリティ)を忘れないで下さいね。
その辺りについても、少しづつ紹介していこうと思っています。