20代のトライアスリートです。10キロならそこそこ速く走ることが出来ますが距離が長くなるに連れてタイムが遅くなる傾向にあります。
ランのパーソナルトレーニングでは様々な角度から動画を撮り、その場で確認していきます。この写真は典型的なパターンですね。
離地した瞬間から足関節が過剰な力みを示しています。同様に手首なども力んでいます。
これは筋トレやストレッチやマッサージではどうすることもできません。筋トレさえしていれば動きも改善される?などの筋トレ至上主義的な考えもあるのですが、筋トレやボディビルの経験ある、トライアスリートを指導しても同等の現象が起こります。(筋トレも技術です自己流では…)
こんな時は局所だけでなく全体を観ると良いでしょう。神経系へのアプローチや、運動連鎖を考慮した全体的なアプローチが重要です。その為に様々な体操や修正エクササイズを行います。
後ろから観てみます。体幹部がかなり捻じれているのがわかります。彼は側弯症ではありません。立位では全く問題がないのですが、走ると身体が左に大きく傾いてしまいます。
それに伴い接地と反対側の骨盤も下がり、重心は接地側にのらず接地側の膝も内に入ってしまいます。アーチの問題も考慮する必要はありますが、局所だけでなく、全体的に捉えます。
修正エクササイズの1例です。筋トレといえば筋トレなのですが目的がかなり異なります。なぜこのトレーニングをしているのか?なぜこのストレッチをするのか?なんのためにこのドリルをしているのか?が重要です。
この辺りについても今後、【運動に共通する身体の使い方】で紹介していければと思っています。
バイクでも同じです。かなりベテランの方でも骨盤部を過剰に傾けたり捻じってしまう人も多いですねね(意図して捻じっているのならまだいいのですが大抵は無意識です)このあたりの原因を探る必要があります。
バイクの場合は、そもそもサドルが高すぎたり、アンクリングが酷いのかも知れません。ある一定の天才?を除き、感覚と実際の動作はかなり違っています。
皆さん動画を撮ると自分の感覚と実際の動きがかなり違っていて驚かれます。やはり客観的視点は重要ですね。まずは室内で自分の動画を撮ってみるのがお勧めです。