そろそろKONAも近づいてきたので(残り17日)これからはウェットスーツやスピードスーツ(セカンドスーツ)を着用してプールで水泳をしてみようと考えています。
プールでウェットを着てのスイムはこれまでに何度も行っているので、今回はスピードスーツで試泳をします。
購入したスピードスーツ(スイムスキン)TYR Torque Proです。TYRは元オリンピック選手によって1985年に創設されたカルフォルニアのブランドです。
KONAでも多くのトップアスリートが着用しています。
スピードスーツはウェットスーツの着用が禁止されている大会や,水温が高い場所でのスイムパートで役立つアイテムで、ラバーに代わるトライアスロンスイム専用のスーツです。
このスーツをOWSで着用するメリットは大きいと考えています。
流水抵抗を考えても、セカンドスーツの優位性は疑いがないでしょう。特にスイムが苦手な方はセカンドスーツの着用を考慮して良いと思います。
アイアンマン世界選手権(KONA)、女子4Timesチャンピオンのクリッシー・ウェリントンやアイアンマンチャンプのアンディ・ポッツも着用しています。トップエイジの世界選手権での着用率もかなり高いです。
自身もIronman世界選手権KONA行った時にこれを購入し、ラスベガスで開催されたIronman70.3世界選手権でも着用しましたが、感覚的にもかなり良いと感じました。
ウェット程ではないですが、流水抵抗が明らかに軽減されているのを感じました。素材はナイロン80%/ 20%ライクラスパンデックスだそうです。
ウェットスーツの着用については、WTCのアイアンマン規則に基き決定されています。詳しくはこちら→https://ironman.com/faq/rulesfaq#axzz1DRvUQbJq
水温24.5℃以下の場合、ウェットスーツ着用可、水温28.8℃以上の場合、ウェットスーツ着用禁止、水温24.5℃~28.8℃の間の場合。ウェットスーツは着用可能ですが、着用した場合は世界選手権の権利や表彰の対象外となります。
現在、スピードスーツはTYR Torque Pro、Torque EliteなどIronmanが認定したものなら着用可能な様です(この他のスピードスーツの場合は事務局に確認する必要があります)
https://eu.ironman.com/triathlon/events/emea/ironman/haugesund/athletes/swimwear-wetsuit-policy.aspx#axzz5UhGVfr8w←詳しくはこちらをご覧下さい。
ではスピードスーツのサイズ感はどうでしょうか?176cm /64kgの自身はMサイズでした。身長や体重もそうですが胸囲や胴体の長さも考慮して選択すると良いと思います。https://www.tyr.com/inside-tyr/athletes/ ←TYRの㏋です。
体重は64kgなのですが、胴体が長く、脚が短く、胸囲があるのでSでは体幹が引っ張られてしまい、胸の締め付けも気になります。同じ身長でも手足が長く、胴体が短く胸囲もそう大きくないなら、Sを選択すると良いでしょう。
ウェットの場合もそうなのですが、ウェットやセカンドスーツによる胸部の圧迫は、肺を圧迫するので呼吸困難や血圧上昇の原因になります。身長や体重だけでなく、胸囲と胴体の長さを考慮し、可能ならば試着をして購入することをお勧めします。
以前、交通事故や運動不足による体重増加に伴い、オーダーウェットの締め付けがきつくなり、レース直後のバトルで胸が締め付けられ過呼吸に近い状態に陥ったことがあります。(もちろんコースから外れ仰むけになり休みました。)
レース前には、ウェットやセカンドスーツを着用し試泳することをお勧めします。
一番大切なのは前日の飲酒は控え、スイムで何らかの違和感を感じた時は、絶対に無理をしないことです。
※Ironman世界選手権KONAでスキンスーツを着用しました。その6日前のIronman台湾はウェットを着用して泳ぎましたが両レース共に1時間6分でした。状況が違うので何とも言えませんが、可能であればスピードスーツは着用した方がいいと考えています。
その為UNITYではスイムのパーソナルトレーニングは、基本的に人が少なくウェットやスピードスーツ、時計も着用可能な場所で行っています。夏場にはOWSでのパーソナルトレーニングも実施しています。
日本は冬(シーズンオフ)でも、世界のIronmanは開催されています。質問などがある方は気軽にUNITYに連絡してくださいね。