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栄養と水分補給はトレーニングと同じくらい重要です
パーソナルトレーニングを受けていただいている中高年の初心者の方々の中には、「運動はがむしゃらに頑張るが、食事や栄養管理はおろそか」という傾向が見られます。栄養学の基本的な知識が不足している方も多く、そういった方には日々の食事を写真で記録していただき、フィードバックを行っています。
なぜなら、運動時間が限られている社会人アスリートこそ、食事(栄養)と休養を“トレーニングの一部”と捉えることが、パフォーマンス向上と健康維持に不可欠だからです。
水分補給の重要性と注意点
水分補給も同様に重要なテーマです。水分を摂らないことで脱水症状を引き起こすのはもちろんですが、水だけを大量に摂取することで「低ナトリウム血症」を引き起こすリスクもあります。
※ 野菜や果物にも約90%の水分が含まれており、水分補給に役立ちます。
一般的な水分補給の目安:
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運動開始前に 200~500ml(コップ1杯以上)を摂取
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運動中は 20分ごとに150〜250ml(1時間あたり約500~800mlを目安)
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真夏や高温環境ではやや多めでもOK
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水温は **5〜15℃**が理想的
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飲料には 0.2%前後のナトリウムと 5%前後の糖質を含むものが望ましい
一気に飲むのではなく、こまめな補給が重要です。
普段からコーヒーを多く飲まれる方は、利尿作用により水分不足に陥りやすくなるため、特に注意が必要です。
海外の大会に参加される方へ
冬の日本とは異なり、11月以降はマレーシア、厦門、西オーストラリア、タイ、ベトナムなどの暑い地域で大会が続きます。
このような環境では、水分とナトリウム補給の意識がより重要になります。
トレーニングに取り組む情熱と同じくらい、食事や水分補給にも意識を向けていただけると、より良い成果と継続的なパフォーマンスにつながります。
がむしゃらに運動しても、栄養や休養が疎かだと逆効果。
食事は写真で記録、水分はこまめに、栄養はバランスよく。
社会人アスリートこそ、基本の「運動×栄養×休養」で強くなる!
水分補給の基本と注意点 〜パフォーマンスと安全を支える鍵〜
水分補給は、パフォーマンスの維持や熱中症・脱水症状の予防、さらにはリカバリーにおいても欠かせない要素です。ただ「水を飲めば良い」という単純なものではなく、摂取のタイミング・量・成分のバランスが重要です。
特に持久系スポーツでは、大量の汗と共にナトリウムなどの電解質も失われます。補給すべきは“水分”だけではなく、“塩分や糖分”を含んだドリンクが理想的です。
水分補給の基本ガイド
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運動前:200〜500mlを目安に(アップ前にコップ1杯)
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運動中:20分ごとに150〜250ml(1時間で500〜800ml程度)
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水温:5〜15℃が吸収されやすい
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成分:ナトリウム(0.2%程度)+糖質(5%程度)含有が理想
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運動後:体重変化を参考に発汗量を把握し、計画的に補給を
注意点
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がぶ飲みは避け、こまめに少しずつが基本
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水の飲みすぎも危険(低ナトリウム血症に注意)
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汁物・果物・野菜にも水分が多く含まれます
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コーヒー・アルコールは利尿作用があり、水分補給には不適
大会が多い夏季や海外遠征では特に注意が必要です。
「飲む量」ではなく「吸収される形で適切に摂る」ことが、
パフォーマンスと健康を守る第一歩です。